メンズを愛するハードボイルド
2008.03.13(01:28)
俺だ。ボギーだ。メンズを愛するハードボイルドのボギーだ。
といってもかん違いするなよ。
『メンズ』の『メン』は『Men』じゃない。『麺』だ。
ラーメンをこよなく愛するボギーだ。
ハードボイルドがラーメン好きだけど。それがなにか?
ところでこのブログの『カテゴリー』分けが、
数日前から変わっていることに気付いたか?
そうだ、『カレーライス』『ラーメン』『グラタン』『寿司』に分かれている。
俺の好物だ。(子供じゃないぞ!)
内容には特に関係はない。
ブログを書いた時に、食べたいと思ったものがその記事のカテゴリーになるのさ。
どうだ、イカしてるだろ?
誰だ!?今『イカれてる』とわざと読み間違えた奴は!!
腕を上げたな。
本題に戻ろう。今日はラーメンだ。
俺はスギ花粉の舞う住宅街をさまよっていた。
このあたりに腕の立つラーメン職人の店があると聞いていたからだ。
30分後、俺はようやく目指す場所にたどり着いた。
俺の目をこれだけ時間にわたってごまかすとは、親父、なかなかやるな。
俺は店内に入り、数席しかないカウンターに腰をおろした。
俺の他に客はいない。俺は低い声で言った。
「親父、ラーメンだ。思いっきりクールなやつを頼む。」
しかし思い直した。
「いや、クールはやめて熱いやつにしてくれ。」
残念だが、冷やし中華ではない限り、
ラーメン屋でクールなやつは頼まない方がいい。
俺からの愛情いっぱいの忠告だ。
ふと俺は少し酒が飲みたい気分になった。
うまいものを食う前にはやはり食前酒ってやつがあったほうがいい。
食前酒と言えばシェリーだ。
「シェリーをくれ。」俺は口に出してしまってから、少し不安な気がした。
こんな場末のラーメン屋にシェリーがあるのか?
「わかりやした、旦那。」親父が答えた。
なに?あるのか?
すぐに親父が、「山形産でさあ。今日、家内の実家から送ってきましてね。」
と言いながら、俺の目の前にチェリーを盛った皿が出された。
やっぱりな…。
ひとりサクランボをほおばる
ハードボイルドの絵』
がここにあると想像してくれ。
めんどくさいので描かないが。ホントは描けない。だれか書いてくれ。
ここで大事なものを注文し忘れていたことに気づいた。
ラーメンにはこれがなきゃ話にならない。
「親父、ハードボイルド1個頼む。」
「なんですか?」
「ハードボイルドだ、ハードボイルド!ラーメンにはこれがないとな。」
「旦那、何言ってんですか?」
俺はあきれかえった。
腕の立つラーメン職人と言われてるくせに、
ハードボイルドすら知らないのか!?
「たまごだよ!た・ま・ご!。そこにあるゆでたまごだ!!」
出てきたラーメンは俺の期待を見事に裏切る代物だった。
いったいどこが腕の立つラーメン職人だ!
俺は満たされない気持ちを抑えつつ、「親父、勘定だ。」と言った。
「へい、950円でさ。」
「釣りはいらねえ、とっときな。」
俺は千円札をカウンターの上にほおり投げた、
つもりだったが、そこにはなぜだか万札が。
ハッと気づいた時には、時すでに遅く、
親父、あり得ない素早さで札をひっつかんでいた。
そして「まいどありー。」
『腕が立つ』ってのはこのことか?
高い授業料だったぜ。
店を出た俺は、とぼとぼと、もと来た道を歩き始めた。
このオチは前にもあった、と思った諸君。
それはきっと思い違いだよ。
また会おう。
← もう好きにしてくれ。頼むのはやめだ。









