ローテンションなハードボイルドその後
2008.02.25(17:24)
俺だ。ボギーだ。昨日の朝、ローテンションな俺自身にムチ打つために(ペシペシ!)、
『これから栃木まで行くぞ!』とここで宣言して出かけたわけなんだが、
まあ、今日はその報告と思ってくれ。
「何、そんなことどうでもいい?」
「まあ、そんなこと言わずに…」
「他のこと書け?」
「他に書くことねえから言ってんだよ!!」
あ、言っちゃった…。
そんなわけで俺はあれから、俺の愛車ではるか栃木まで行った。
俺の愛車ってのは、『れっきとした車』だ。
わざわざこう書くのは、きっとここで、『俺の愛車は三輪車だ』とか言って、
ツマらんオチを言うだろうと期待してる輩がいるんじゃないかと思ったからさ。
『車』さ。それもそうとうクールで超カッコいいやつだ。
ハードボイルドマニュアルによれば、ハードボイルドの車ってのは、
最低でも30年落ちのポンコツじゃなければならない。
人里離れた山ん中で、こいつのエンジンが止まっちまうのさ。
ボンネットを開けて手に負えないことがわかると、
タイヤを蹴とばし一言、『このポンコツめ!』と言うわけだ。
このシチュエーションに合うのはやっぱり30年落ちじゃないとな。
ところが俺の愛車の『ハナコ』はちがう。
10年前、俺が初めて会った時は新車だった。
新車を買うなどハードボイルドにとってはもっての外だ。
しかし、これはいいのさ。
買った時には、まだハードボイルド養成所に入る前だったからな。
不可抗力ってやつだ。
なぜ『ハナコ』かって?
『・875』だからな、ナンバーが。
ところがこの『ハナコ』は実はとんでもないじゃじゃ馬だった。
鬼のようにガソリンを食うだけでなく(鬼がガソリンを食うかどうかは知らないが)、
毎年お上にむしり取られる税金は、そこいらの車の2倍をゆうに超える。
だけどな、ギザカワユス…、いやギザクールな奴だからな、今でも付き合ってるのさ。
アクセルをひとたび踏み込めばドカンと加速する。曲がるのはちょっと苦手だが…。
漆黒に輝き、平べったく流れるようなボディシェイプ。
大アゴはないが、俺のペットのオオクワガタみたいな形をしている奴だ。
なっ、強そうだろう?
今、『ゴキブリみたいだ』と思った奴、表へ出ろ!
ばいば〜い。俺は中にいるからさ。
『ハナコ』の話ばかりになっちまったが、
俺は朝からのローテンションをひきずったまま栃木まで行った。
そして仕事自体は2分で完了した。
何のために休日つぶして、栃木くんだりまで行ったのか?
行かずに済ますことはできなかったのか?
これについては考えないよう心に決めている。
しかし腑に落ちないことがひとつある。
栃木の国道を走っていたときのこと、
周りにそんな気配は微塵も感じられなかったにもかかわらず、
直径1mはあろうかという雪の塊が道路の真ん中に落ちていた。
危うく激突するところだったぜ。
いったい何だったんだ?
また会おう。
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