ハードボイルド海へと向かう
2008.05.05(10:16)
俺だ。ボギーだ。昨日の朝のことだ。
俺は海へ向かって車を走らせていた。
V8エンジンの鼓動が心地よく、筋肉痛の固まりとなった俺の身体を刺激する。
人は悲しい気持ちになると海を見たくなるという。
圧倒的なスケールの自然に対峙することにより、
己の悲しみがいかに取るに足りないものであるかを認識させる
自己防衛本能の現れのためだ。と言ったのは、
かの有名な、俺だ、ボギーだ。
俺は車を停めると、海岸に向って歩を進めた。
朝日が海面に反射してまぶしい。
俺は目を細める。
「ここらあたりだな。」
波打ち際の目指すポイントに着いた俺は足元を掘り始めた。
さっそく指先に手ごたえを感じた。
慎重に掘り出す。
幅約3cmほどの二枚貝だ。
「幸先いいじゃん♪」
俺は持参のバケツに放り込んだ。
今日は潮干狩りだ。
昨日のボーリングに続いて、
GWの2日目のメインイベントは潮干狩りだ。
なにかおっしゃりたいことでもございますの?
それともハードボイルドが潮干狩りしちゃ悪いって法でも?
GW中の潮干狩りポイントは家族連れで賑わっている。
その中で俺は一人、一心不乱に貝掘りに興じていた。
浮いていた…。かもしれない。
念のためにいっとくが、トレンチコートは着ていない。
2時間ほどかけてバケツを一杯にした俺は、
半分ほどを海へ返し、帰路についた。
昨晩は持て余すほどの貝尽くしを堪能した俺だが、
明らかにその量は度を越したものだった。
夜半過ぎからひどく腹をこわし、いまだ継続中だ。
過度のボーリングによる激しい筋肉痛に加え、
過度の貝類摂取による体調不良により、
GW3日目の今日は、寝たきりハードボイルドとなる予定だ。
また会おう。
今朝の朝日新聞の一面に、昨日のごったがえす潮干狩りの模様として、横浜海の公園の写真が大きく載っている(全国どこでもこの写真が載っているのかは知らん)。写真では文字通り海岸を埋め尽くす人が写っているのだが、俺は昨日まさに最初そこへ向かった。しかし途中の混雑具合から、これはヤバイと、1kmほど先のローカルな海岸に行き先を変更した。すぐ隣の海岸がこんなメチャメチャな混みぐあいとは露知らず、快適に潮干狩りに興じていたわけなんだが、『海の公園』に向かった人はお疲れさま。俺は行き先変えてホントよかった…。
↓ あのぉ、よろしければおひとついただけると嬉しいんですが。と謙虚に言ってみた。
道ばたにて
2008.06.02(19:55)
俺だ。ボギーだ。花を愛するボギーとは俺のことだ。
覚えておいてくれ。
道すがら、俺は一本のタンポポの前で足を止めた。
舗装された歩道と脇に立つ電柱のほんのわずかな隙間に、そのタンポポは生きていた。
あたりはすべて舗装に覆われ、土が顔を見せている場所は、見渡す限りない。
そのタンポポだけが、このあたりで唯一の生命の息吹を感じさせている。
こんな生きにくい場所でも、けなげに生きている。
俺は胸の奥底から込み上げてくるものを感じた。
やはり俺には無理だな。俺は後悔していた。
俺は昔からひき肉が苦手だ。
つい調子に乗って、昼飯に食ってしまったハンバーグが強烈な胸ヤケを引き起こし、
俺はしばしの間立ち尽くさずにはいられなかった。
当分、ひき肉とは距離を置いたお付き合いをさせてもらうつもりだ
また会おう。
↓ 危機は脱した。感謝している。でもまたお願いね!










