卒業
2009.11.06(20:56)
俺だ。ボギーだ。数日前のことだが、その日は珍しくリラックスした気分で街を歩いていた。この数ヶ月、気ぜわしい日々が続いていたおかげで、街を歩いても周りを見回す余裕などなかったのだが、その日はちがった。店に並ぶ品物、ビラを配る兄ちゃん、街路樹の根元に列をなすアリンコ達、そんな極めて普通の街の景色が俺の意識を心地よく刺激していた。
一軒の店先で俺はそれを見つけた。
「そうか、もうそんな季節なんだな。」
なに、隠すほどのものじゃない。ただの年賀状さ。今年の半ばからは飯も落ち着いて食えないほどの慌ただしさだったからな。知らぬ間に一年の締めくくりの時期に差し掛かっているという、あたり前の現実に遅ればせながら気づいたってだけの間の抜けた話だ。
そんな思いを巡らせながらそこに積まれた年賀状を見ているうちに、俺は遥か遠い昔にもらった一通の賀状を思い出した。生まれてかれこれ数十年が経つ。最近は時代のせいやら俺の不義理のせいやらで、数はあまり多くないとはいえ、これまでに受け取った賀状の総数はかなりのものとなる。年賀状なんてものは、「あけましておめでとう」だの「ハッピーニューイヤー」だの決まりきった挨拶に続いて、ひとことふたこと付け加えてあるような、また最近じゃファミリーの写真を載せているようなものが多く、まあ、オリジナリティがあるだとか、心を打つというものは少ない。そんななか、その賀状は受け取ってからすでに四半世紀以上が経っているにもかかわらず、今でも俺の脳裏に鮮明に焼きついている。それほど印象深いものだった。
それは俺がまだ汚れを知らぬ中坊の頃の話だ。そしてその賀状とは、当時同じクラスだった女子生徒から送られてきたものだ。学校は違ったのだが彼女のことは、ある事情から俺は小学生の頃から知っていた。話をしたことはない、ただ知っている、そんな程度だった。中学になると、どういうわけか彼女は同じ学校にいた。そして次の年、同じクラスになった。彼女は自分から積極的に話を仕掛けるタイプではなくむしろ消極的、そして真面目でおとなしい娘だった。
そんな彼女から賀状が届いたこと自体、俺には唐突で意外だった。それはとてもシンプル、しかしとても印象的なものだった。今に至るまで、この時受けた衝撃を超える賀状を俺は受け取ったことはない。
そこにはこんなことが書かれていた。
あっと目をみはったら鼻からピーっと出て、別のところからもニューっと出て、
見ていた子が「いやぁー!」と言った。
そして傍らには
の絵。彼女は今でもこんな賀状を送り続けてているのだろうか…。
だとしたら「そろそろ卒業したほうがいいよ」と優しく声をかけてやろう。
また会おう。
ハードボイルドに仕上げる
2009.11.02(18:17)
思ったとおり昨日のネタは、ネタと気づかれる間もなく瞬殺され永遠の闇へと葬り去られたそうな。そりゃ俺も、行った先が限定記事ならすぐに閉じるし、ましてや限定記事ばっかならきっと二度と近づかないだろうから、まっ仕方ないんだが。俺だ。ボギーだ。
ところで。
ここは泣く子は黙らずもっと泣く完全無欠のハードボイルドブログであるからして、お茶目なハードボイルドブログランキングでは(あくまで「お茶目な」がつく)常にトップの座に君臨しているわけなんだが、ハードボイルドを謳うわりにはくだらねえクソネタばかりで一体全体ハードボイルドはどこいったんだ!という心温まる苦情がスナダさん家の飼い犬その名もレオから届いた。言われっぱなしは癪に障るばかりか精神衛生上も良くはないってんで、これぞハードボイルド!というヤツをイッチョお見舞いしてやろうじゃないかってことで。以下、心して読んだらどお?
[ハードボイルドに仕上げる]
まずは全てのコーディネートの基本となりますスーツをご用意いただきます。言うまでもないことですが
次にシャツをご用意いただくわけですが、ここでもスーツ同様暖色系ましてやピンク色などトンデモハップンアルイテジュップンでございます。かといってスーツと同じダーク系をお選びになられた場合、その後のチョイスによっては「や」で始まる特殊な職業の方々に見間違われる恐れもありますので、ここはハヤる気持ちを抑えて無難にホワイトをお選びいただくのが賢明かと存じます。ちなみにストライプ柄でも結構ではございますが、その際にはくれぐれも横向きの縞をお選びいただくことのないよう老婆心ながら付け加えておく次第です。
さて、スーツそしてシャツとくれば当然次はタイとなるのが世の常・人の常でございますが、タイと言っても「鯛」のことでも「タイランド」のことでもございません。仮にここで鯛の塩釜焼きをお選びいただいたとして、一体その後ワタクシにどうしろと?ここは素直にネクタイのこととご理解いただくとして、そこんとこよろしくお願い申し上げます。「ハードボイルド、生かすも殺すもタイ次第」と言ったのが、ドコノドイツか存じませんし果たしてそげな格言が存在するのか否かすら知ったことではございませんが、きっとおそらくそんなとこだと思われます。タイについて細かく語ればそれはもう、夜を徹して語るにしてもそれで十分語り尽くせるはずもありません。よってタイにつきましては、この場においては次に挙げるひと言でお許しいただければ幸いに存じます。よきにはからえ。
いよいよ靴でございます。英語で言えば靴は「シュー」。シュークリームの語源が靴クリームであると誤解をされている方々が巷には溢れている、と聞いたことなどありません。そんな過ちを犯した輩はワタクシだけでございます。シュークリームの「シュー」とはフランス語で「キャベツ」、形がキャベツに似ていることから「クリーム入りのキャベツ」の意でシュークリームであると。この驚愕の事実を遅ればせながら初めて知った時、ワタクシは言うなれば目から鱗、棚からボタ餅、二階から目薬、昭和から平成とも言うべきかくも激しい衝撃を受けたのでございます。ええ、ほんの3日前。そーゆー込み入った事情がありますが故、以下割愛いたしますが、はい、きっとあるものでジュップンいえジュウブンと思われます。
さっ、ここでついにと申しましょうか、ようやくと申しましょうか、いよいよ真打ちトレンチコートの登場でございます。そんなわけでカーキ色。ええ、カーキ色、これだけでございます。トレンチコートといえば誰が何と言おうとトレンチコートでございますので、それ以外に語る言葉などワタクシびた一文持ちあわせてはおりません。この表現がこの場で適当なはずはございませんが、ここは過度な修飾および虚飾をモットーとしているブログでございますため、あえてこのような無駄かつ明らかに不適切な枕詞を付け加えることと相成りますが、「着の身着のまま」カーキ色のトレンチコートがあればいーんじゃねぇ?
また、ついでといっては言い過ぎかと存じますが、だってメンドクサイんだもん、マフラーと帽子はお好きに。
と、ここまで揃えばもう98%完成と申し上げても過言ではありません。ここに至るまでにはそれはそれは長い道程でございました。アメニモマケズカゼニモマケズ、「ああ、一日一日を大切に生きてきて良かった…」と思える至福の感動があとひと息、あと一息進んだその先にあるのでございます。それでは最後の仕上げに取り掛かることといたしましょう。鍋に水、塩を少々卵を入れたら25分テキトーな火力で茹でればできあがり。まさしくハードボイルドの完成でございます。さあ打ち寄せる感動の波に骨の髄まで呑み込まれちまいやがれでございます。15分ではゆるゆる温泉卵の恐れあり。ハードボイルドに仕上げるには25分がポイントよ!
次回予告:ソフトクリームと戯れる
ばいばーい

諸刃の剣
2009.11.01(09:58)

アメンボーをみるたまには反論
2009.10.29(23:48)
要領がいい物言いがキツイ
ズルイから信じられない
すぐに手を抜く
忘れっぽい
えっち、変態、鬼畜、ケダモノ
ひと様に言わせると、俺ってこんな奴らしい。
俺だ。ボギーだ。
かれこれ何十年も同じことを言われ続けているもんで、いちいち相手するのも面倒くせえし聞き流してはいるんだが、まあたまには反論のひとつでもしてみようか。
要領がいい
優雅に見える白鳥が水面下では必死に水をかいているように、見えないところで俺がどれだけ地道な努力を続けているか知らないだけだろ。
物言いがキツイ
正直者の証。
ズルイから信じられない
それは俺の魂胆を見抜けない君の力不足だよ。
すぐに手を抜く
飛行機だって離陸する時は出力最大でも水平飛行になればアイドリングなんだから。
いいじゃん。
忘れっぽい
最初から聞いてないだけ。忘れたんじゃなくて初めから記憶してない。
えっち、変態、鬼畜、ケダモノ
はい。
まっこんなとこで。
また会おう。








